悲劇とちょっとイイ話（本編）

（前回までのあらすじ）

ドラッグレースに行った帰りに、奥様と娘への罪滅しのために自宅近所のケーキ屋さんへ行きました。

無事にケーキを買って、早く帰ろうと車に乗り込み、キーを回した瞬間！悲劇は起こりました。

エンジンかかりません。

セルモーターが回りません。

自宅まであと5分なのに・・・

朝から炎天下の中、車を酷似したため、この時点でエンジンの温度は相当なもんでした。

仕方なしにいつもお世話になっているJAF様へ連絡。
以外と早くJAF様到着。

JAF様　「こんな時いつもどうしてるんですか？」

ボク　「バッテリー繋ぐか押しがけですね」

JAF様　「じゃ、とりあえずバッテリー繋いでみますね」

ってことで、バッテリーつないでもらうが、予想通りダメ

熱冷ませば治るんで、自宅まで牽引してもらっても大丈夫ですよ、って話しになったけど、牽引難航し、押しがけしましょうか！ってことに。

まずは、ケーキ屋さんの駐車場から隣りの路地へ車を移動。

一発目。

JAF様と押す！走る！飛び乗る！クラッチつなぐ！

ガガッガッ...残念。ちょっとスピード足りず。

いけそうだ！ってことでJAF様も気合いが入る。

しかし、2人じゃちょっとキツイ...

とそこへ、スーパー助っ人おじさん登場！！

スーパー助っ人おじさん　「押しましょうか？」

ボク・JAF様　「ありがとうございます！お願いします」

じつは、近くで引越ししてた引越し業者のおじさん。

一発目を押してるのを見てたのは知ってだけど、高倉健ばりの寡黙で男気ありそうなオーラが出まくってて、押してくださいって、とっても頼みにくそうなおじさん。

高倉健ばりの寡黙な顔で歩いてきて、ぼそっと「押しましょうか？」
シブすぎる。

ってわけで、二発目。

三人で押す！走る！飛び乗る！クラッチつなぐ！

3人の心が1つにつながった瞬間！

ガガッガッ...ブオォン！ブオォン！

やった、かかった。

バックミラーで後ろ見ると、まるで自分のことのようにJAF様めっちや嬉しそうにガッツポーズしてた。

高倉健様は、顔色ひとつ変えてなかったけど、きっと喜んでくれてたに違いない。

見ず知らずのボクに手助けしてくれたJAF様や高倉健さんとのステキな出会いのおかげで、無事帰宅することができました。

今の世の中、なかなか見ず知らずの人と助け合いって経験できないけど、昔からちょこちょこ経験させてもらってます。

これもワーゲンに乗ってたおかげかな。

この経験をちゃんと活かして、ボクも世のため人のため世界平和のために出来ることをやっていこうと思います。

無事ケーキにありつけ、車の件も笑い話となり、家庭円満 ｗ

これも、ワーゲンのおかげです。

ってことで、こんなステキなワーゲンを大事にするためにもエンジン速くしていいよね。